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2106年8月23日付けIIJのプレスリリースです。
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、個人向けモバイルサービスのラインアップに、auの4G LTE回線を利用した「IIJmio(アイアイジェイミオ)モバイルサービス タイプA」を追加し、2016年10月1日より提供を開始します。
正直驚き。しかし少し考えてまぁ納得です。
今後のMVNOの方向性としてマルチキャリアがスタンダードになっていくのでしょう。ただ全てのMVNOがそうはなりません。
これまでの企業努力で多くのユーザーを獲得してきたIIJmio(正確には株式会社インターネットイニシアティブ)だから成せること。ユーザー数に比例する収益力があるからこそ実現できるのです。
これで彼らは頭一つ抜けたかなー。
最近多くのMVNOを見かけるようになりました。大半のMNOはドコモでauはUQモバイルとマイネオの2社。(このうちマイネオはドコモのMVNOでIIJmioに先立ってマルチキャリアです。)
ドコモ系MVNOが多いのは事実で、中にはIIJmioの代理店の位置づけとなるイオンモバイル、DMMモバイルも登場しユーザーにしてみれば一体何が違うのかさっぱり。
価格についても正直似たようなもので「格安SIM」という言葉が通じるのは7,000円ほど払っている大手キャリアのユーザーだけ。既存のMVNOユーザーにはほとんど差が生まれません。自社をアピールするのが難しくなってきたんです。
ある意味ドコモMVNOが飽和状態なんですよ。(ユーザーの動きが活発になる前に売り手ばかりが用意周到に揃ってしまった印象なんですけど...)
で、だったらauも借りちゃえ!と。この状況でマルチキャリア化のユーザーへのアピール効果は非常に効果的なのは間違いない。
MVNOは通信網を帯域で借りています。
よく言われる通信速度が速いやら遅いというのは、限られた帯域をユーザーがシェアするから。もともとはドコモの通信回線でどのMVNOも何ら違いはありません。ではなぜ通信速度に違いが出てくるかというと借りている帯域が狭い、細いからです。細い土管に多くのユーザーが通る(通信する)と混むのは当然です。
auの通信網も借りたことでユーザーの分散が出来るようになりした。
ドコモ通信網が混雑しているようであればへau通信網へ誘導できちゃうのです。逆も然り。で、その間に帯域増強したり、環境を調整したりと改善を図ることができる。。マイネオ同様に自社サービス間のキャリア変更、データシェアなど当然のようにやるでしょうね。
更にはドコモとauを天秤にかけてMVNO契約自体のコスト調整もやるんだろうなー。恐るべしIIJ...
この先どうなるんでしょうかIIJmio。ユーザーとして期待もあるし一企業として見たとき事業戦略がとっても気になる。。